心理学の本は76冊以上読んでいるあらでぃ(@DhiQ6xim9D5Rye0)です。
様々な心理学で学んだ知識をみんなにも知って欲しいと思います。
日常生活でも使える簡単な心理テクニックを色々解説していきます。
実際に実践してみようと思えるテクニックを紹介していきます。
今日も上級テクニックを徹底解説します。
ソクラテス・ストラテジーと対比効果について紹介します。
第32弾となりあらでぃの心理学シリーズがすごく知られてくるようになりました!
最高に嬉しいです。いつも読んでくれている方ありがとうございます。
交渉術
ソクラテス・ストラテジー
ソクラテス・ストラテジーとは
意見を直接主張せず、質問の中に紛れ込ませることで相手の態度を変えることができるテクニックです。
ソクラテス・ストラテジーの例
低品質・低価格を好むユーザーに、高品質・高価格の商品を売り込む場合に使う例
コストを抑えることを考えて取り組んでいるんですね。
重要なのはもちろんコストです!
品質は目をつぶっている感じなんですか?
もちろん、品質も妥協したくないですよ。
この例では大切なことは、相手の口から品質も大事であると言ってもらうことでした。
自分の口で言ってしまったことは後から「なし」だとは言いにくいものです。
しかし、誘導尋問にならないように注意が必要ですが、上手くいけば相手の態度を変えられます。
どうしても自分の意見を通したい事がある場合は是非使ってみましょう。
交渉では、自分一方だけのことを考えてしまう人が多いです。
でも、大切なのは交渉も相手と会話するコミュニケーションに変わりありません。
だから、相手がいることを意識して、上手く質問を使って交渉を進めてください。
対比効果
対比効果とは、ある図形の明るさや大きさなどが他の図形のそれらと比べて、異なる方向に遠ざかって知覚される現象のことです。
対比効果を調べるとこのような説明がありますが、
心理学的にいう対比効果とは、人は選択肢を比較してマシだと思う方を選択します。
そして対比効果も交渉のテクニックです。
よくあるのが、海外の市場で出会うボッタクリは対比効果の典型として言われています。
対比効果の例
まず、高い値段で商品を突きつけます。
・一般価格は3千円でボッタクリ価格は1万円だとします。
そうするとお客さんは戸惑います。そこで初めて値下げします。
・値下げで言った値段は5千円だとします。
それでも納得のいかないお客さんには、さらに値下げします。
・もうちょっとだけ頑張って千円引いた、と言って4千円で出します。
ここまで頑張ってくれたならとお客さんは思い4千円で購入しようとすることが多いです。
しかしここでは値下げしてもらったことしか頭に残らないのであまり考えることをしませんが、よくよく考えてみると元よりも安く売っているが、一般価格よりも千円高く売れています。
このように初めに提示された値段と、値下げされた値段を比べると大きく感じてしまう対比効果を使っています。
みなさんの身近にもこういった対比効果はよく使われています。
対比効果の例2
レストランに行くと、多くのメニューの中で最初に書いてあるのは、だいたい「当店一押しのメニュー」です。
そして、その金額が値が張るいい値段だったことはありませんか?
そして次にメニューに書いてあるものは、サービスランチやお得セットが多いと思います。
あら不思議、前の価格と比較してすごく安く感じてサービスランチを頼んでしまったということがありますよね?
つまり、一押しのメニューと書いてありますが実際は当て馬になっているのです。
見た商品が高く、次に見た商品が安いと、対比効果のほかに、前の価格が基準になるので、アンカリング効果も一緒に作用しているのです。
対比効果とアンカリング効果を有効に使う方法は高い価格を提示した後に、目標の価格にまで下げてお得感を出すという心理テクニックです。
まとめ
対比効果とは、対比されると2番目のものが最初のものと差がある場合に、実際よりその差が大きく感じられるという効果です。
人は対比されることによって、その差を大きく感じられるので そういった心理的効果もあるというのを知っておくだけで、自分の気持ちをしっかり操作することができます。
自分の気持ちをしっかり持ちせっかくならいいと思った物を選べるようにしましょう。
それではいい心理学のある人生を!