産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの役割の違いと利点、欠点は?

心理学・産業カウンセラー・カウンセリング
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産業カウンセラーの資格保有者のあらでぃ(@DhiQ6xim9D5Rye0)です。

今日は産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの違い

とそれぞれの利点と欠点を説明していきます。

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産業カウンセラーとキャリアコンサルタントは何が違うの?

そもそもどのような違いがあるのか説明していきます。

そもそも産業カウンセラーとキャリアコンサルタントにはどんな違いがあるのでしょうか。

どちらもクライアント(相談者)の悩みを解決して「より良い方向へ」と導くという点では同じなので、そこまで違いがないように思えます。

企業内の相談するというイメージで似た資格だと考えている方も多いと思います。

なので一つずつ詳しく解説していきます。

産業カウンセラー

産業カウンセラーは1992年から2001年までは国家資格の技能士として認定されていましたが、現在は民間資格となっています。

カウンセラーがクライアント(相談者)の悩みを解決するために用いるのが「心理療法」と呼ばれる手法です。

心理療法では心理学の知識を持って相談者に接し、悩みや愚痴に対して適切な助言をしていきます。

傾聴などのスキルをコミュニケーションの場面で活用しているというのが現状のようです。

産業カウンセラーの役割は、

理学的手法を用いて、働く人たちが抱える問題を、心理学的手法を用いて、クライアント(相談者)の力で解決できるように援助すること

です。

主に働く人とその家族の心の問題が中心になります。

カウセリング業務だけでなく、職場環境の問題に対しては自らの意見を持ち会社の風土自体を

変えていくことも役割のひとつです。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、2016年4月からは国家資格として認定されています。

キャリアコンサルタントの役割は

キャリアコンサルティングとは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行う

です。

相談内容は主に個人の「キャリア」に関する問題です。

新卒者の就職や、転職や職場での役割の変化への対応、将来的なキャリアプランなど、

仕事に関することが多く、具体的な相談が中心になります。

それぞれに求められる知識の違いとは?

産業カウンセラー

産業カウンセラーは

心理学的手法が中心になるので、多種多様な心理学についての知識が役立ちます。

この産業カウンセラーで最も重要なのが

「傾聴」

というものです。

「傾聴」とは単に相手の話に耳を傾けるだけではなく、目や口といったノンバーバルからでも相手の話を受け入れていると示すことです。

キャリアコンサルタントでも「傾聴」はよく使われますが、カウセリングでは「傾聴」だけで相談者の問題を解決されることがあるので、キャリアコンサルタントよりも重視されています。

最近ではロジャーズやアドラーなど、話題になる心理学者の心理療法も活用されています。

また、各種心理テストといったアセスメントに関する知識も求められます。

最近では、ストレスチェックが義務化されるなど、職場におけるストレス問題は産業カウンセラーが扱う問題としてとても重要になっています。

安全衛生法、安全配慮義務、労働法、労働基準法なども、企業で産業カウンセラーのスキルを活かす場が増えそうです。

あらでぃのおススメの産業カウンセラー本をご紹介しますね。

心理カウンセリング理論や試験内容や仕事に行き詰っているという意見や産業カウンセラーになった人たちの実際に働いている人の声とこの本の著者が実際に体験した産業カウンセリングの実例を取り上げて紹介しています。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは

キャリアコンサルタントが体験したこと・学んできた「経験や知見」 を活かして相談者をサポートしていきます。

「クライアントの自己理解」の促進の場面で、心理学的知識が求められます。

「職業理解」を促進するための、様々な手段についての知識が求められます。

労働法に関する知識や、労働者に対する行政のサポート機能などについても熟知しておく必要があります。

例えば、クライアント(相談者)自身が職業に対しての訓練が必要となった際に、どんな機関が利用できるかなどを頭に入れておけば、クライアント(相談者)に提案することができます。

このように、キャリアコンサルタントではより具体的な社会での知識が求められる場面が多い印象があります。

なので、基本的には様々な業界に何年も携わってきたような人が、独立して、自身の経験を活かしてキャリアコンサルタントとして働くケースが多いです。

コンサルティングではクライアント(相談者)が抱える課題を解決するために、現状分析の考え方が大切になってきます。

なぜかというと、どんな問題を抱えていてどのような能力や素質を持っているのかというクライアント(相談者)の現在の状態を分析することで、課題が浮き彫りになり解決への道筋へと繋がるからです。

より優れた現状分析を行うためには洞察力やロジカルシンキングといった能力を身につけるといいです。

あらでぃのおススメのキャリアコンサルタント関連の本はまたご紹介しますね。

クライアント(相談者)の関わり方の違いは?

産業カウンセラー

産業カウンセラーで重要なのは

自らの力で解決できるように援助すること

です。

クライアントと信頼関係を築き

相手を受容し共感的理解を示し

カウンセラー自身が自己一致した状態で行う

傾聴

が最も重要なアプローチになります。

カウンセリングが進んでいくと、クライアントの抱える問題に対して

クライアント自身にどうやって気づいてもらうか、解決に向けて考えをクライアント(相談者)と一緒に深めていきます。

傾聴によってそのサポートをするのが

産業カウンセラーです。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは

領域が特化されていることもあり、求められていることがかなり異なります。

もちろんクライアントとの信頼関係を構築するための「傾聴」は大前提として重要ですが、

さらにその先の展開が求められます。

決断と行動するのはクライアントであるという点は産業カウンセラーと同じですが、

サポートの進め方がかなり異なります。

自己理解や職業理解を進めるために、適切な情報の探し方などを一緒に考えて進めていきます。

また、具体的な目標を据え、実現できたかを一緒に確認していくなど、

より具体的かつ、クライアント(相談者)とコンサルタントが

相互にコミットしながら、相談プロセスが進んでいきます

2つの養成講座を受講して感じている違い

これから養成講座を受講する方に向けて、少しでもあらでぃが体験して感じた違い伝えれればなと思い記載しております。

産業カウンセラー

産業カウンセラーは、とにかく相談範囲が多岐に渡ります。

職場や家庭、井戸端会議や友人関係など、働く人とその生活にはあらゆるトピックスが含まれます。

そして「傾聴」というクライアントの寄り添って受け止めることで、内省(ないせい)を促すのは、難しいものがありますが、

実際にクライアント(相談者)自身が自らを振り返り始める瞬間に立ち会うと、非常に感動します。

「人は自ら自分で考え、成長しようとする意欲を持っている」

ということが実感できることができます。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントの相談内容は、「仕事」の具体的なトピックが多いです。

ただ、具体的な内容の裏側にある、クライアント自身の課題や思いに対しても、

「傾聴」によって寄り添っていく必要があります。

大きく異なるのは質問や提案の時に指示などは産業カウンセラーではほとんど行いません。

でもキャリアコンサルタントでは産業カウンセラーはそこまで利用しない質問、提案技法を活用する場面があります。

クライアントの課題をより明確にするために必要な質問に限られますが、

産業カウンセラーは「聴く」ことが中心だったため、講座では戸惑うことも多かったです。

就職や転職で役立ちそうなのはどっち?

どちらも現在は「非正規社員、非正規の職員(契約、嘱託、パートタイマー 等)として組織内で活動」が最も多いようです。

実際に資格を生かして転職などを考える場合は、「キャリアコンサルタント」の方が有利かもしれませんね。

でも、今の世の中では心を病む方が3人に1人いるというような状況です。

そこを考えた時に産業カウンセラーを持ていると会社でも他の場でも活用できるので取っておくと自分のメンタルについても管理できるのでそういう事がしたい方は産業カウンセラーをおススメします。

どちらも人事関連や管理職に従事している方にとっては、組織構築や部下との面談やキャリア育成、採用などの場面で、どちらも即戦力になるスキルです。

最後に結局どちらを目指せばいいの?

上記に記載してきたように

産業カウンセラーは心理カウンセリングの専門家

キャリアコンサルタントがキャリアカウセリングの専門家です。

なので、どちらを目指すべきかと言われたら、

自分が心理学かキャリアかどちらに興味があるのかを軸に考えてみてください。

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