心理学の本は75冊以上読んでいるあらでぃ(@DhiQ6xim9D5Rye0)です。
色んな心理学で学んだ知識をみんなにも知って欲しいと思います。
日常で使える簡単な心理テクニックを色々解説していきます。
実際に実践してみようと思えるテクニックを紹介していきます。
初級・中級・上級とランク分けしていきます。
今回の心理テクニック上級です。
ロー・ボール・テクニックについて紹介します。
このテクニックを知ることで、友達作りも上手くいき、恋愛でも上手くいくでしょう。
第28弾となりあらでぃの心理学シリーズがすごく知られてくるようになりました!
とても嬉しいです。いつも読んでくれる方ありがとうございます。
これまでの全シリーズを読んでくれているあなたは周りからの評価がこのシリーズを知らなかった時より段違いに良くなっているんじゃないですか?!
ロー・ボール・テクニック
ロー・ボール・テクニックとは
ローボールテクニックとは
初めに相手が承諾しやすい良い条件を出して、徐々に相手にとって不利な条件を出す手法のことをいいます。
条件や要求をボールに例えて、低いボールから投げるという所からきています。
ローボールテクニックは、「一貫性の原理」を利用した心理テクニックでもあります。
一貫性の法則とは
人間は一度決心した行動や発言に思いや信念などを最後まで貫き通したいと思う心理的作用のことです。
以下のフットインザドア、YESの法則でも一貫性の原理を利用した心理テクニックなので合わせて読んでみてください。
ロー・ボール・テクニックの実例
身近で使われているロー・ボール・テクニックを紹介します。
買い物などに行くと、お店によく貼られている「店内最大5割引き!!」みたいな張り紙がされていることがよくありますよね。
5割引きという好条件を見てしまうと、ついつい店内に足を運んでしまいますよね。
でも、実際は店内の全商品が5割引きというわけではなく、たった一部の商品だけが5割引きなんてことありませんでしたか?
気に入った商品をあったけれども、その商品は新作で値段も定価で安くもない。
でもこういう時に、店員に気に入っていた商品を勧められると、気づいたら購入してしまっていたことってありませんか?
実はこれも、身近に潜むロー・ボール・テクニックなんです。
ローボールテクニックを恋愛での例
例えば、Qさんには現在付き合っている恋人がいたとします。
でも、Rさんという魅力的な異性が目の前に現れて、心が傾きかけてしまいました。
しかも、何度か会っているうちに、RさんもQさんに対して好意を抱くようになります。
RさんとQさんは「結婚を前提にお付き合いを始めた」のですが、最初に書いたようにQさんには恋人がいます。
Rさんはそのことを隠してQさんと付き合うのですが、Qさんの気持ちがすごくRさんから離れられない状態で恋人がいることを打ち明けます。
じゃあなんと、Qさんの中にはRさんへの好意以上の気持ちがあるため、「Rさんが別の恋人と別れるまで待つ」という選択をするようになります。
この例から何が言いたいかというと、自分にとって不利な条件を隠して、相手にとって良い条件をエサに釣るというテクニックなのです。
ここでの不利な条件とはQさんには恋人がいるということで、良い条件がQさんはRさんのことが好意以上の気持ちがあるということです。
自分にとって不利な条件は極力隠して、良い条件で相手を誘ってから悪い条件を出しても相手も引けない状態というのがロー・ボール・テクニックです。
まとめ
しかし、このロー・ボール・テクニックは悪用すると恨みをかってしまいます。
ローボールテクニックは「ずるい手法」です。
簡単にいうと、じゃんけんで相手の手を見てから出す、後出しじゃんけんなのです。
さらに、「嘘をつく」ので当然騙した相手から恨みをかいやすくなることも忘れないでください。
これをビジネスや恋愛に使う場合、事がスムーズに進んでいたのに、このテクニックを使ったばっかりに失敗に終わるということもありえます。
なので、このテクニックは「使うため」に覚えておくのではなく、あなたが「騙されないため」に知っておいて欲しいテクニックなのです。
それではいい心理学のある人生を!